80年代初頭のアダム Steve Mizerakモデルです。エフレン・レイズ、シーゲル、ストリックランド等が脚光を浴びたポケット黄金期のひとつ前の世代に活躍したプレイヤーです。ミネソタファッツ、ジムレンピ辺りと同じ期ですね。造りがとにかく素晴らしいです。80年前半は材料の質が高いんでしょうね。バットもシャフトもよく詰まってて、この先も永く使える可能性を強く感じます。撞き味ですが、見越しは時代に沿ったレベルの出方をする一方、キレは素晴らしくイングリッシュがとても良く掛かります。カーブショットが容易に撞ける反発力を備えています。先角は某天然素材を惜しげもなく使われています。打音が「カキーン」と場内に響いて気分がいいです。状態も素晴らしいです。・曲がり:ビックリするくらい真っ直ぐです・先角　:無交換の某天然素材、割れ削れナシ・外装　:ポリッシュ仕上したのでツヤツヤですが、　　　　　打傷は所々にあります。目立たないように　　　　　磨きましたが、バットスリーブの打傷は　　　　　取りきれていません。・音鳴り:ありません・バット:15.06oz・シャフト:4.34oz・ハギ高:ほぼ揃ってます。さすがアダムです。シャフトはニス全落としされています。3000番でスムース仕上げをしましたが汚れ落とし程度に留めています。この先の手入れはお任せします。現状ツルツルです。タップはエルクマスターです。まだ生きてるなと感じます。バランスは極中後です。当時の味付けかも知れません。とても振りやすいです。現代のキュー比較だと、見越しは大きめに感じるかも知れません。バネと腰はあるので見越しを把握すれば素晴らしい配球を堪能できます。スニーキーピートというより、単ハギのノーラップキューと解釈した方が製造マテリアル的には近いかも知れません。牽牛なアダムクオリティです。やっぱ国産キューは良いですね。状態記述は私見ですので参考までお願いします。また、約40年前の木材なので新品と同じ目線での検討はご容赦ください。希少価値というより、このプレイアビリティは現代キューでは味わえません。ぜひご検討ください。