今年1月に他界した写真家「BILL RAY」。60年代のアウトローバイカーカルチャーに通じた方であれば、この名を耳にしたことがある人も多いかもしれません。1936年、ネブラスカ州の片田舎SHERBYの街で誕生した彼は、高校卒業と同時に「LINCOLN JOURNAL」新聞でフォトジャーナリストとしてのキャリアをスタート。自身が二十歳を迎える頃には、世界的写真誌「LIFE」の写真を撮り始めていたそうです。BOB DYLAN/THE BEATLES/RAY CHARLESなどのミュージシャンを始め、JFK大統領夫妻、STEVE McQUEENや、マンソン事件の被害者となった女優SHARON TATEなども彼に撮影されている著名人であり、知らずともその写真を何らかの形で目にしていると思います。NEW YORK/HOLLYWOOD/PARISを拠点に世界を飛び回り、主に米国の歴史と文化をフィルムに収め続けました。そして、1965年にはLIFE誌掲載ドキュメンタリーとして、HAの「MOTHER CHARTER」とも呼ばれるBERDOO=SAN BERNARDINO支部を取材撮影。DOUGIE POO/BEAUTIFUL BUZZARD/GUTなどの数々の伝説的OGを始め、幾多の生々しい姿が映し出されましたが残念ながら、それらのネガがLIFE誌に特集として正式に掲載されることはなかったのです。何故か…。理由は簡潔。BILLが撮影した写真を見た当時の編集長が放った「一体どこの誰が、食卓の上でこの汚い奴等を見たいというんだ！」という一言で全てがお蔵入りとなったそうです。今回ご紹介するのは、それら幻の写真を一冊にまとめた貴重な写真集。メンバーとともに走り、飲み、修羅場を共にくぐり抜けることで可能になったリアルな撮影。アメリカとバイクのカルチャーを語る上で非常に重要なアーカイブと言えるでしょう。サイズ：約33×28㎝頁数：76pg ハードカバー装丁※ 新品未使用品の為、極力値下げはとさせていただきます。ただ、スムーズなお取引きができ、良心的なお客様に限り、前向きにご検討させていただきます。#フリスコ#support81